心身ともに健康を最優先に考えて・・・
目的や年齢・用途にあった部屋作りを、お子様と一緒に考えてみてください。
①素材が安全であること
子どもがなめたり、口に入れても危険性のないものであることや、子どもがぶつかってもケガしにくいように、角がとがっているものやガラスなど割れたりするものが使われている家具等は避けます。 また、ホルムアルデヒト含有量を抑えた家具であることも選ぶ際の判断基準です。 加えて高さが調節できる椅子や机、用途が変えられるようにシンプルでしっかりしたもので、ある程度の年齢まで長く使えるものがお勧めです。 |
②プランニング
家具の配置は子どもの動線を考え、十分なスペースをとっておきます。十分なゆとりを作ることで、安全面が確保できるほか、子どもにとっても家具が機能t的に使えるようになり、自主的におもちゃなどを片付けやすくなります。 また、窓から自然光が十分いきわたるよう全体的なレイアウトを考える必要があります。窓にかけるカーテンやブラインドは、ある程度遮光性のあるものをお勧めします。 風水上はあまりよくないようですが、最近は防犯上の理由でも遮光カーテンやミラーカーテンをお勧めします。 |
③成長に合わせた工夫を・・・
小学校の低学年までの幼少期は、きっちりとした個室ではなく、家族と一緒に過ごす空間づくりが大切です。 例えば、寝室は子ども部屋でも勉強スペースをリビングの一角に作ったり、子どもの本棚はリビングに置いたりと、子ども部屋としての区切りは、はっきりとせず、家族と共有する時間を持つことがとても大事です。 インテリアカラーは、メリハリのある明るい色を選ぶと、この時期の豊かな感性を育むと言われています。 小学校の高学年になると、学校の勉強も忙しくなり、思春期を迎え自立心も育ち始めます。ある程度のプライバシーを認め、それを守ってあげる環境づくりの必要性も出てきます。 自分の部屋で落ち着く時間も増えてきますので、ベージュなど落ち着いたカラーでまとめたり、心理的な効果を意図して優しいブルー系でコーディネートするのもお勧めです。 もちろん、子どもの好きな色もアクセントカラーで取り入れてあげてください。 |
④照明計画
メインの照明は間接照明を使わずに、部屋全体を照らす天井照明にします。 以前は、白昼色を選ぶことが一般的でしたが、最近では子ども部屋にもリラックスした雰囲気をつくるために電球色を選ぶこともあります。 いずれにせよ、勉強やお絵かきをするときは、手元が暗くならないように気をつけてあげることが必要です。デスクやテーブルには手元を照らす照明が不可欠ですが、スタンドなどは倒したりしてケガをしないように必ず固定する必要があります。 |